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2008/11/27
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 きっかけは今でも交流のあるお客様から消費者協会の小冊子を借りて読んでから。お酒に関ししてその製造方法の違い、日本酒の一級酒と二級酒(昔あった意味のない区別)、日本製洋酒の間違い、焼酎の甲類と乙類の違いなどなど詳しく書かれたもの。この本から自分の飲む酒にこだわるようになった。

 その方から薦められたのは日本酒で東京の地酒でした。
 田村酒造の”あらばしり”酵母が生きたままなのでこれを長時間暖かい日に等々力まで運んだときには栓がされてても”シュワシュワー”と泡吹いてた。
 小沢酒造の”澤ノ井”20度の日本酒を作ったりいろいろ。同期会を御岳山でやった帰りにこの酒造所を訪問した、
「吟醸酒はお米の60%をカットしますがカットした60%の行き先はどこでしょう?」これは面白いどこに行くと思いますか?焼酎製造会社なんですって。

 栃木「四季桜」私が接待する側なのに、用意してありますからとお店というか訳の分からない所の2Fに上がると、ふきのとう、たらの芽、きのこの天ぷらが山盛りに、
「天つゆなんて洒落たもんねえんで適当に醤油で食べてよ」酒も天ぷらも美味かった。

 富山「立山」以前から美味い酒だといわれていたけど都内のどこで飲んでも美味いと思ったことはなかった。仕事で富山に二人行くことになった。あまり思い出したくもない謝罪の旅。どうしても気持ちが治まらず飲みにいった。と、お客もいなくなってからその店のママは一升瓶からワイングラス注ぎ”クイッ”と美味そーに飲む。
「あのーすみませんが同じように飲ませてもらえませんか?」と申し出た。
”立山”でした、これは美味かった、もう次つぎと、、、
「あぁあそこの坊やはダメや気にせんほうがええよ」またまたクイッと7杯までは覚えてるけど。

 結論、地酒は地元で飲むべしです。

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 最近では干瓢を作ってるところはないような気がする。作ってた地域は栃木県の上三川町(かみのかわ)、石橋町、薬師寺、小金井あたり、夏の間だけの農作業です。

 夕方から瓢(ふくべ)の採集と同時におしべを取ってめしべと交配させる。瓢は5㎏程度これを背負った籠に数個いれリヤカーまで運ぶ。畑の地面いたるところにツルが這っていて、これを踏まないように回る。踏んだって分リャしないと”踏むな!”怒鳴られる。

 朝、4時頃からの作業となる。まだ暗い。問題は天気!今でこそピンポイント天気予想があるが、当時の「栃木県今日は晴れ」なんてのは当てにならない。作業を始めるかどうかを親父がいないので長兄が決断する。方法は簡単2軒隣りの家が作業を始めたら当方も始める。”あそこのジイさんは間違いない”なのである。
 理想は太陽が上がりきる前に干し終わってること、終わってから朝飯となる。小学生の頃は前の道を通る豆腐屋からおかずの納豆を買うのが役目だった。

1958-0816.jpg 昼、干し加減によって2枚重なってるのをはがす、手作りの道具を使ってた。終わったら昼寝である。問題はこのあとの天気、なにせ雷、夕立の多いところ、雷はこの地では”雷様(らいさま)”といい、またこの稲妻と音はハンパではない。
 私見だが"様"を付けるのは雷が来るほど天気が良く干瓢が乾く所以でないだろうか。
 写真のバックに注目してください。干瓢が干されている昼ごろです。

 夕方、2本の細い竹をまたぐ格好で並べ干した干瓢、1本の竹にはがす作業となるが、乾き過ぎているとはがれない、湿度が上がってくるのを待つ。夕立のときは悲惨、いっせいに小屋に取り込み、小屋の中でのはがし作業となる。

 夜、小屋の中に収められた干瓢の下で硫黄を燃やす、殺菌のためである。次の日もう一度これを干して完成品となる。
 お寿司の”かんぴょう巻”美味いと思うけど、騙されたと思って”ワサビ入りで巻いて!”と頼んでみて下さい。
 



 立川マンドリンクラブのホームページへの訪問者が3万件を超えた。ユニークカウントにして3年7ヶ月、驚きと感動、作りがいを感じている。

「部員も見ない、更新もされてない、だったら私に担当させて欲しい」と再三申し入れてたけどなかなか実現しなかった。まぁこちらも入部して1年生無理もないかと諦めかけてた2年目定演後「頼むことになりました」と代表から。

 真剣に悩んだのは先頭ページと”考え方”方針がブレると全体がばらばらになる。”他のクラブのHPを参考に”全くしなかった。イメージを残したまま縛られるのが嫌だから。出来上がった先頭ページを見て、たった一人「これ面白いよ」と反応があった。もうそれだけで走ることに決めた。

 5千件を越えた頃「お祝いしてよ」とせがんだことが今となっては恥ずかしい。HPを見ての新入部員が増えてきた。部員になると「部員専用」に入れる仕掛け、その中こそチカラを込めたページがたくさん置いてある。

 3年で25人ほど増員となったけど、
「HPを担当してます」と挨拶すると必ず”ニコッ”とされる、なんでだろうなぁ、、



 入社して2年目あたりからずーと公私共に付き合ってくれたF氏。別の会社なのに同じ仕事を組んでやることが多かった。年齢は同じだけど酒は飲めねーし、カミさんいねーし、飲み屋といってもコーヒーのある店なんてそうはない。必ず割り勘にすると文句言いながらもまた付き合う。
 打合せなしにお客様の前で二人突然ケンカ口論を始めたりする、とお客はなだめに入り、仕方なしに妥協したり中間策で依頼したり。勿論それを引き出すためのアブない手法なんだけど彼とはそんなワザが出来た。終わって喫茶店に入りニコニコしてたら同席してた後輩は????んな顔してたっけ。

2009_07_17_m.JPG 彼とは益子焼にも2度一緒に行った。彼は高いものも平気で買う、
「こういうものは使わなきゃ」という。
 このとき買ったもののうち1つをおふくろさんが使ってて割ったらしいが、それでも残念がってた。
 そのとき真似して買ったものがこのお皿”何を盛るの?”よく言われたっけ。

 その彼が40歳を超えて大阪に転勤となった。もともと京都好きな彼は喜んで行ってしまった。休みには仏像を散策、清水焼を買いあさるなど「最高な大阪生活よ!」と。
 なのに48歳、夏休み実家に戻り大阪に向かうはずが、、脳梗塞で倒れた。以来一度も復帰せぬまま還暦を迎えてしまった。

 普通に話せるようになってから残念がってたことがある。
「お袋と妹とが大阪の荷物を整理に行ってさ、いらない本ばっか送って大事な清水焼きを捨ててきてしまった!あのコーヒー茶碗がおしい!」
「値札付けとけばよかったのに」(笑)



 人前で話すことなど出来ない、おとなしい引込み思案な人間だったのに、人前でギターを弾いてから何かがはじけたように気持ちが変わっていった。
「好きなことをやったほうがいいですよ」という外からの進路相談員の言うがまま”数学科”に入りすぐ挫折、大学の数学は絶壁を登るように思えた。ギターが弾けることを頼りにクラブを探すことにしたら、感じのいい先輩が勧誘する”マンドリンクラブ”に入ることにした。でもこの先輩一年後にはいなくなってたなぁ。

 メトロノームなんて使ったこと無いから合奏の最初は苦労した。恐くて大きな音が出せない「もっと音出せ!」良く言われた。それがいつの間にか慣れてきて大きな音が出せるようになって、先輩がチラッと後ろを向く、ん?
「いや、いいんだ、音出るようになったなぁ」
 2年のとき、鈴木静一「雪の造形」 最初のしずかーなところにギターが”ポン”うーん?エイッ!と間違えた!途端に他のメンバーも固まって一人だけが正常に!
 演奏会が終わってから怒られたけど、それより冷静だった同期のK君を”あいつは異常だ!”との話題のほうがなぜか多かった。この時のレコードが残っていて可笑しい。

 このころ妙に明るく、誰とでも話をする楽天的な自分がいることに気付き始める。周りは学園闘争、安保闘争、、、過激な連中も何故か話したがる、変なオレ。
 まだまだギター独奏にこだわってた、家ではクラブの練習は全くやらず、独奏曲を常時10曲は暗譜これを卒業までに20曲を目標に、、、が達成ならず!きっと初見に慣れたせい。と、合奏の魅力に獲りつかれていったのかもしれない。

 卒業と同時に私は燃え尽きた感じ、プロの道もと思っただけでITの世界に入ってしまった。その時の同期は21人、燃え尽きないメンバーは鈴木静一先生に相談に行き、とうとう社会人団体”コムラード”を立ちあげた。
 今私を含めこの同期から9名が何処かの団体に所属して演奏している。



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