好き嫌い

　幸か不幸か食べ物での好き嫌いはない。しばらく食べたくなかった物は”さつま芋”と”南瓜”なぜならお米が食えなかったときの主食だったから。百姓なのにお米が食べられないことの不満は中学卒業の頃まで続き、やっと食べられるようになっても”屑米”発育不全、割れ米、稗とか除き切れない雑穀、これは不味かったけど主食！高校２年まで続く。
　結婚して３７年目、同郷同年代のせいもあってか出された食事はいつでもうまいと思う。最近になって出される”さつま芋”と”南瓜”の料理はなぜかおいしく食べられる。

　音楽の種類で好き嫌いはない。クラシック、演歌、軽音楽、、、何でも聴く分には好き嫌いの区別はない。けど演奏となると問題がある。私は基本的にはテンポ音痴だと思う。努力改善してきたけどどうも、ズル休みしてラジオを聴くようになる中学の頃まで、身の回りには民謡、演歌、浪曲しかなかった、そのせいだと諦めの境地にいる。
　最近マンドリンクラブで演奏する変拍子には閉口する、理解も出来ないし楽しくないなぁ、、。

　仕事も好き嫌いなくやってきたと思う。まぁ”コンピュータシステムってなぁに”の頃からだから、苦しいけど楽しくやれたと思う。早期定年を決めてからは更に変化はいろいろで面白く過ごしている。あとチャンスがあれば試したいと思ってるのが”飲食業”客側で店の善し悪しを決めてたのとどう違うのか、やってみたい。

　難問なのは人の好き嫌い、ないと言ったらウソになる。一見人からは”穏やかで誰にでも公平な”と思われてるのを知っている。だから受け入れてもらえるパターンは多いと思う。が、私が受け入れない嫌いなタイプがどうしてもある。
・眉間にしわを寄せている人、なるべく近づかないようにする。
・目上に弱く下に強気の人、態度がコロッと変わる人は信用できない。
・過去の栄光にこだわりがある人、今に生きて欲しい。
・言動不一致な人、難しいことだけどあまりに理不尽にひどいと嫌になる。
歳とってもガキのようにいたずらが出来る人、好きだなぁ